【東京】汚いけど美味しいお店3選【きたなシュラン】

”きたなシュラン”、”きたなトラン”などと呼ばれる「お店はちょっと汚い？けれど、味は美味しいレストラン」がよくTVでも取り上げられ、食通から注目を集めています。
決して不潔な訳でなく店構えに年季、いえ歴史が感じられたり、店内にも積年の油汚れが見えてしまったりと「お洒落・高級感」とは無縁ながら、こうしたお店の中にはとっても美味しいお店が隠れていることも確か。
考えてみれば！年季がある=それだけ長く営業している”ということですから、それだけお客さんもついているということですよね。いくらでも綺麗でお洒落なお店もあるのに、わざわざそこに行くだけの価値もある！という理論も成立しそうです。
今回は東京都内の”汚いけど美味しいお店”をご紹介です。

ブルドッグ

大井町駅から徒歩2～3分、細い路地を入ったところに見えてくる看板が目印！
ちなみに「お食事は大井一　うまい・やすい」と書かれています。
年季の入ったショーケースには、これまたいつの時代に作られたか分からない食品サンプルが。
創業60年以上の洋食屋なので、このサンプルもきっと50歳にはなっていそう。

店内も想像通り？歴史を感じる佇まいで、確か数年前にTVの企画で厨房などを大掃除していたのを見た記憶がハッキリあるのですが･･･。人気店だけに油汚れもすぐに付いてしまうのでしょう、という結論に達しました。
しかしブルドックは凄いんです。老舗の大衆洋食の美味しさがずっと変わらない点は勿論、料理のボリュームを求めてやってくる人もいるほど、その大きさには定評があります。

例えば人気メニューのメンチカツ定食（1150円）。
綺麗に盛りつけられたメンチカツが運ばれて来た時、とりあえず驚くこと間違いなし。
メンチカツの大きさは20cm以上あり、角度によってはつけ合せのキャベツが全く見えません。
ライスもたっぷり、さらに豚汁が付くボリューミーな定食になっています。
オムライス（900円）も、ご飯1合分は使用していそうな大きさ！トロトロでなく、お母さんが作ってくれたあの懐かしい薄焼き玉子のオムライスです。
ハンバーグやシチュー、何を食べても美味しい！昭和レトロな気分も味わえますよ。

おにやんま

おにやんまは、五反田駅前のガード下にある立ち食いうどんもお店。
店の前には食券機の他に、小型の冷蔵庫が物置になっていたり結構なカオス状態。
でもここの讃岐うどんは旨い！と評判で、うどんにはうるさい関西人でも美味しさを認める人が多いのだとか。
それもそのはず。おにやんまの出汁は関東では珍しい透き通ったもの。いりこ出汁を使用しており、本場讃岐の味なのです。

安くて旨いだけに、お昼時ともなれば常に行列が出来ています。ただお一人様で回転は速く、むしろ2人以上で行っても隣同士で食べたい！等と考えてはいけません。ここは職人のうどんを茹でてしめ、天ぷらを揚げる動きに感嘆しながら至福のうどんが提供されるのを待ちましょう。

人気メニューはとり天ぶっかけ（420円）。熱々でジューシーなとり天が５つほど載ってこの価格。
安い！うどんはもちもちで喉越しも良く、実に美味しい。美味しい美味しいとかき込む内に、あっという間に完食してしまいます。ちくわ天もおススメ。
また寒い時期には温かい肉うどん（530円）で。薄切りの牛肉は味付けも上品で、出汁を活かしています。卓上にある天かすと共にどうぞ♪
立ち食いだけに男性客が多いのですが、うどん好きの女性は多いですよね。
チェーン店の讃岐うどんよりレベルも高く、天ぷらも揚げたて。
お一人様でも食べる価値ありの名店なので、是非挑戦してみてくださいね。

牛すじカレー 小さなカレー家/大久保

大久保駅から徒歩2分、新大久保からも5～6分と便利な場所に 小さなカレー家。
こちらの牛すじカレーは絶品！と言われていますが、なにしろその外観がなかなかキテいます。
店名の書かれているテントがボロボロで、入口の壁も所々剥げた状態。
予備知識のない人はまず入らないお店でしょう。

しかし中に入ると店内は意外にも？清潔です。横一列のカウンターだけですが、薬味や水にカラトリーだけが置かれ整然としています。
驚くのはその価格で、牛すじカレーの並盛はなんと450円！
とろとろに煮込まれた牛すじがたっぷり入ってこの値段。大丈夫なんでしょうか･･･。
スパイスがかなり効いているのに、どこか家庭的。
でも家庭では出せない何かが確実にある。そんな絶妙なカレーです。
お皿が大きく、ライスもかなり大盛り。女性はライスを少なめに注文した方が良いかもしれません。
お腹もお財布も大満足の一皿です♪

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