お皿に盛られた成瀬ギョーザ

まるでソーセージ!?町田の名物グルメ「成瀬ギョーザ」

関東圏以外の人にとって、東京都町田市はあまり馴染みの無い地名かもしれません。
聞いたことはあっても特徴をするのは難しい、そんな位置づけではないでしょうか。
町田市は島しょ部を除くと東京都の最南部にあります。
東京都の地図でいうと、イタリアの形に似ています。そう、あのブーツの形です。
人口は40万人を超え、東京23区と八王子市に次ぐ第3位!
1960年代からベッドタウンとして発展し、小田急線・田園都市線・京王相模線・横浜線が通っており、国道246や東名高速等も利用出来る利便性の高い地域です。

相模原市・横浜市・川崎市にも隣接していて、神奈川県に出る方が近く、相模原と同じ神奈川県だと間違えている人も少なくないよう。
またバブル期以降は都内の大学が転入するケースも増え、玉川学園・和光学園といった一貫校もあり”学生の多い街”という一面も持っています。
商業施設も多く、ファミリー層向けのショッピングの充実は勿論、若者向けのカルチャーも発展しているのが特徴。メイド喫茶なども比較的早くからあり、「西の秋葉原」「西の渋谷」と呼ばれることもあるんです。

その一方で丘陵地帯も多く、またちょっと市街を進めば畑が残るのどかさを併せ持つ町田。
新宿から急行で30分強、横浜からの40分程度と程良い距離にある町田ですが、その名産の中にちょっと面白い食べ物があるのでご紹介しましょう。

ギョーザは餃子とは違う?

真空パックされた成瀬ギョーザ

その名産品の名前は「成瀬ギョーザ」。
町田市の指定する市の名産品としても認定されている、いわばお墨付きの名産品です。
成瀬は町田市内にある地名で、JRの横浜線が最寄駅に当たります。
町田や長津田へも一駅なので、小田急線や田園都市線の利用もしやすい便利な地域ですね。

成瀬ギョーザは成瀬地区の料理店で広く提供される餃子ではなく、駅から徒歩5分程度のデリカテッセンで販売されているもの。餃子ではなくギョーザの表記がポイントになるかもしれません。
販売している手作りハム&ソーセージのお店「ホームデリカTAICHI」は、お惣菜なども揃っている庶民的なお店。昔からある街のお肉屋さんの風情を想像していただければ、おそらく大きく外れていないでしょう。
しかし店主の佐々木さんのソーセージ作りに対する熱量は高く、「何か新しいソーセージを作りたい!」と研究の末に生まれたのが成瀬ギョーザです。
そう、ギョーザと銘打っているものの外見はソーセージなんです。

成瀬ギョーザの特徴!

ソーセージのような外見の成瀬ギョーザ

見た目は生ソーセージで、セージ等のハーブがふんだんに使われた高級なソーセージにしか見えません。
でもこれが、餃子の具を超詰めにしたものなんですよね。
焼いても茹でても食べられますが、こんがり焼き目を付けて食べるのがオススメ!
実際に食べてみると味・香りは餃子でしかありませんw
でもさすがにソーセージにかけるお肉屋さんだけあって、肉の旨みが濃く、その辺の餃子より美味しいんです。
プリッとした食感のあとに来る餃子の風味。知らないで食べると驚きも大きく、お持たせにしたりバーベキューパーティーに持っていくと話題になりそうです。

このアイディアの素晴らしい点は、ソーセージにして焼けば餃子としての失敗もないこと。
餃子だと皮が破れてしまったり、焼き目が弱かったりとベストな焼き加減が難しいですよね。
その点ソーセージなら簡単に自分好みの焼き加減で味わえます。
水餃子のように鍋の具材にしても美味しそう♪

●成瀬ギョーザを味わうには?

成瀬ギョーザ発祥のお店「ホームデリカTAICHI」

TVで紹介された際は3ヶ月間お店を開けるのも困難するほど、注文が殺到したそう。
現在は10時~20時まで営業しているので、直接お店に出向けば8本入り540円(安い!)で購入できます。
遠方の方も、anazonnをはじめとしたネットショッピングでも購入可能です。
送料がかかり千円を超えてしまうので、複数注文して冷凍しておくことをお薦めします。

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